「気がぬけない」 高島小学校 W.S.さん
「いたい」
私は、今、カッターをこいでいる。カッターは重いし指がすれる。指のかわがむけたり、まめができたりした。それでも、こがなければ着かない。がまんするしかない。いたくてげんかい。 少し弱くこいでいたら
「気をぬくなー」
先生の言葉が飛んでくる。「あっ、ばれた」。いたいとか関係なく必死でこいだ。すると、カッターはどんどん進んでおどろくほどだった。みんなが、しんどい顔をしていた。でも、わたしたちがエンジンだから、最後までこがないと着くことはない。
そして、やっと着いた。もうこがなくていいと思うとうれしかった。安心していると、いたみに気が付いた。心の中で「いたい、いたい、いたい、いたい」をくり返す。こんなにがまんしていたのは、生きてきた十年の中で初めてかもしれないと感じた。「よーいしょ」を、何度も言ったから、のどがカラカラだった。だから、その後のジュースは、「あれ、こんなにおしかったかな?」ってなった。けれど、次の言葉で幸せな気分は終わった。
「次は、いかだ遊びと水あそびです」
顔がこおりつく。塩水が絶対に指にしみる。助けて。なんて最悪なことだったのだろうか。
「わたしだけじゃない」 高島小学校 石月穂乃子
「よーいしょ、よーいしょ」
私はみんなと声を合わせてカッターをこいでいる。カッターは一人でも力をぬいたり、声を出さなかったりするとぜんぜん前に進まない。何回かカッターをこぐと、だんだんつかれてくる。カッターをこぐときには、みんなで声を合わさないといけない。海の学校の先生は、
「もっと声をだせー」
と叫んだ。ずっと大きな声を出していると、どんどんのどがかわいて苦しくなった。のどがどれだけかわいても、真下は海だし、砂はまも遠かった。
「やっと半分が来た」と思ったら、こんどな長い休けいがやってきた。みんなは、声を合わせて
「つかれたー」
と言った。つかれているのは私だけじゃなかった。海の学校の先生が近くの島について話してくれた。この話の中に、大づち島や小づち島などがあった。その休けいのおかげで体力が回復した。
けれど、大変なのはこれからだった。体力は回復したけれど、少し疲れが残っていた。ずっと大声で叫んでいた叫んでいたから、のどがかわいた。苦しくなってくる。となりの人も「のどがかわいた」と言っていた。私と同じようにとてものどがかわいていたと思う。どんどんこいでいくと、砂はまが近くなってきた。最後に力をふりしぼってこいだ。みんなが
「やったー」
と口々に言った。みんなつかれていたのだ。私もかなりつかれていたし、とてものどがかわいていた。クラスのみんなががんばっていたからがんばることができたんだと思う。
カッターからおりて、オレンジジュースを飲んだ。苦しいほどのどがかわいていたし、かなりつかれていたので、いつもの何倍もおいしかった。カッターをがんばってよかったと思った。
「つないでとってわたしましょ」 高島小学校 寺本太陽君
「バーン」
スタートの合図が鳴った。五年生の最初の競技が始まった。競技名は「とばしてとってつなぎましょ」だ。二人一組になって布を持って布の上にボールをはさみ、川のむこうのもう一組のペアにボールをわたし、もらった人がコーンを回って、次の人にわたす。アンカーがどれだけ速くコーンを回り、到着するかを競うゲームだ。
ぼくは六番目にやる。前の人が次々とボールをキャッチしていく。次は、ぼくの番だ。前の人から布とボールをわたされた。ぼくたちは、川のところまで走った。川についたとき、胸がなっていることに気づいた。
「いっせーので」
と二人でいっしょに言いながらボールをとばした。すると、川のむこう側の人が、そのボールをとってくれた。一発でうまくいき、胸が熱くなった。
次はぼくたちがボールをとる番だ。とばす人は、ボールが飛ぶので、ペアのひとに声をかけ、二歩ほど下がった。川の向こう側の人がボールを投げた。そのボールが布のちょうど真ん中に落ちた。ぼくたちは、全力で走りコーンを回った。そして、次の人に渡した。
ぼくは、終わった人の後ろにすわった。息ぎれがはげしかった。
クラスの順位は四位で、がっかりしたけど、ノーミスでできたので、笑顔で終われた。
「全員が敵に見えた日」 高島小学校 T.U.さん
「位置についてよーいドン」。
ついに五年生最初の競ぎ、「ボールとばし」が始まった。この競ぎは、川に見立てたラインの両側に布を持ったペアが二組いる。かた方のペアの布には、ボールが入っている。それを、ペアで息を合わせて、飛ばしてキャッチする。前半は、ボールを飛ばすのもキャッチするのも、順調であっという間に、次の次が私の番になった。
しかし、前のペアがなかなかボールを飛ばせなかった。私は、それを見て、声がカラカラになるほど、大声でおうえんした。
とうとう私の番が来た。きんちょうとあせりで、なかなかボールがわたせない。みんなが大声でおうえんしてくれて、なんとか向かいのペアにボールをわたせた。それから後は、つまづきながらも、チームは進んで行った。
結果は五位。ビリだ。みんなで色々と作戦を考えて実行したが、ビリッケツだった。私は、歯をくいしばりながら、たい場門を出た。他のクラスのみんなが全員、敵に見えた。
「すごろく」の説明 高島小学校 小坂哲平君
これから、正月遊びの「すごろく」について説明します。
準備するものは、サイコロとすごろくシートと参加人数分のコマです。すごろくシートとは、スタートからゴールの間に多くのマス目のある紙でできたシートのことです。
参加する人数は二人以上です。遊び方は、最初にスタートにコマを置き、サイコロを順番にふり、出た目の数だけコマを進めます。最初にゴールした人が勝ちです。-これで、すごろくの説明を終わります。
「カルタ」の説明 高島小学校 石月穂乃子さん
これから私は、カルタについて説明します。
準備するものは、カルタです。カルタとは、文章の書いてある札と絵の描いてある札の二種類があります。絵の描いてある札には右上に頭文字などのふらがなが書いてあります。文章の書いてある札を読み札といい、絵の描いてある札を取り札といいます。
参加人数は、二人以上です。
遊び方は、まず、取り札を机の上などにバラバラに置きます。一人が読み札を読み、残りの人が読み札の頭文字が書いてある取り札を取ります。一番多く取り札を取った人が勝ちです。
これで、カルタの説明を終わります。
「福笑い」の説明 高島小学校 T.U,さん
これから、私は「福笑い」の説明をします。
準備物は、目や口などの顔のパーツ、おかめさんあどの顔のりんかくを描いた紙、目かくしする物です。参加人数は、二人以上で、グループを分けます。
遊び方は、まず、二つのグループが順番に目かくしをして、りんかくを描いた紙に顔のパーツを置いていきます。目かくしをしているので、どこに置いたらよいか困ってしまいます。そのときにもう一つのグループが、パーツを置くのに頑張っているグループにうその場所を教えたりします。そして、バラバラに置かれたパーツで、変になった顔を見てみんなで笑うゲームです。
これで、福笑いの説明を終わります。
→ 物の説明をする練習問題として書きました。
「大切なぬいぐるみ」 高島小学校 鳥落咲良さん
私の宝物は、ネコのぬいぐるみです。このネコのぬいぐるみは、大きさが15センチメートルていどです。色は、白ですが、触りすぎて今では、黒ずんでいます。布でせきていています。中にはペレットが入っているので、とても触り心地がよく、色々なふうに曲がります。
五才ぐらの時に、お母さんに買ってもらいました。私は、ミイーちゃんという名前をつけました。小さいときは、しっぽを持ってふりまわしていました。たくさん遊んだので思い出がつまっています。だから、今もネコのミイーちゃんは、いつも私の見えるところにいます。
これからも、そのネコのぬいぐるみを大切にしたいです。
「私の宝物」 高島小学校 W.S.さん
これから私の宝物の紹介を始めます。
私は、絵をかくことが好きです。だから、私の宝物は24色の色えんぴつです。色えんぴつは、紙に色をぬったり、字を書いたりするときに使います。
私が24色の色えんぴつが好きな理由が二つあります。一つ目は、色の濃さを調節できるからです。二つ目は、色を重ねて色を変えることができるからです。
色えんぴつを好きになったきっかけは、私が「鬼滅の刃」というアニメの胡蝶しのぶのキャラクターの下書きを終えて、色ぬりをしようと思ったときのことでした。胡蝶しのぶの羽織の色はペンでは、出せない色だったので、困っていました。ですが、色を重ねて、色々な色を出すことが出来、やさしい雰囲気になりました。
これで、私の宝物のしょうかいを終わります。
「ぼくの宝物」 高島小学校 寺本太陽君
ぼくの宝物は、筆箱です。
なぜなら、この筆箱は三年生の進級記念で買ってもらった大切なものだからです。小学校三年生から使っているので愛着があるし、えんぴつやシャープペンシルがいっぱい入ります。
ぼくの筆箱は、絵が描いてあります。絵はPUMAのロゴとマークです。形は横に長い四角形です。全体の色は赤で、黒のふちどりがされています。
この筆箱がないと学校へえんぴつなどを持っていけません。旅行へこの笛箱を持っていけば、旅行先で勉強ができます。それで、ぼくは、この筆箱を大切にしています。
これで、ぼくの宝物のしょうかいを終わります。